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2024年7月19日
コウモリを1匹でも見たら駆除・侵入対策が必要になります。放置すれば天井裏や外壁などが糞尿で汚れるだけでなく、感染症のリスクや騒音被害があるためです。この記事では、コウモリを寄せ付けない対策の他、駆除方法や業者の選び方、駆除後の対策を紹介していきます。
「最近コウモリがいる気がして不安」という方も、駆除しようとしている方も、コウモリにお困りの際はぜひご覧ください。
目次
コウモリは高所に巣を作ることが多く、一度侵入されると厄介なものです。エアコンの室外機の裏など、見つからない場所に作ることも多くあります。
そのため、そもそもコウモリが寄ってこない環境を作ることが大切です。以下、それぞれ方法について見ていきましょう。
コウモリは蚊などの小型の昆虫を好んでエサにするため、昆虫が発生しやすい水場の近くに住み着くケースが多く見られます。
この場合の水場は、川や水たまりとは限りません。屋根の溝、排水溝など水がたまりやすい場所や、空のジョウロやバケツ、植木鉢、スコップなどの水がたまりやすいエリアが危険です。
暗く安全な場所も好むので、水がたまりやすく暗い場所は定期的に確認しておきましょう。屋根の下にバケツなどの水がたまりやすい容器を置いているなら、水を捨てる習慣をつけることも大切です。
庭に水たまりができやすい部分があるなら、土の一部分を高くして水が流れる傾斜を作るのが効果的です。深刻に水はけが悪い場合は、専門家への依頼をおすすめします。
コウモリの侵入を防ぐためには、侵入経路を把握してふさいでおくことが大切です。
コウモリは1cm程度の小さな隙間からも侵入してしまいます。シャッター、屋根・壁のひび割れや隙間、換気口から侵入するパターンが多く見られます。
換気口はふさぐわけにはいきませんが、ネットをかぶせたり、金網、パテやパンチングメタルでふさいだりすることが有効です。
壁のひび割れや隙間はシーリング材で埋めていきます。難しい場合は、専門業者に頼んで対処しましょう。リフォーム業者でも構いませんが、コウモリ被害に対応できる害獣駆除業者であれば、コウモリの好むエリアを把握して、的確に家の隙間を埋めてくれるのでおすすめです。
コウモリが好む環境・侵入経路に直接対策を行うのが難しい場合は、忌避剤を使ってコウモリを追い出すのがおすすめです。
家や庭に寄り付き、巣を作る前であれば追い出せることもあります。
置き型タイプ | ナフタリンなどのコウモリの嫌がる臭い・成分を放出して追い出すタイプの忌避剤です。シャッターや屋根裏などコウモリの通り道をふさいだりするのに役立ちます。ペットや小さなお子さんが倒したり、なめてしまうと危険なことがデメリットです。 |
超音波タイプ | 屋根裏などの超音波が反響するエリアに設置して使います。設置しはじめは一定の効果を発揮しますが、次第に慣れてしまうため、すでに巣を作っているような段階では完璧に追い出すことは難しいといえます。 |
スプレータイプ | シャッターや換気口など、コウモリの通り道にスプレーする形で使います。コウモリの通り道以外には効果が薄いことに注意が必要です。また、ガスを使う場所では引火リスクがあり使えないこともデメリットです。 |
燻煙タイプ | 薬剤を部屋に焚く形で使います。屋根裏や床下など広いスペースの対策におすすめです。使う際は、薬剤をかけたくない電化製品などにカバーをかけて守ります。 |
どの方法も一時的にコウモリを追い出すには効果的ですが、侵入経路を予想する必要や広範囲に設置する必要があるため、使いこなすのは難しいことに注意が必要です。
特に、超音波を使った忌避剤は効果が薄いため、あまりおすすめできません。詳しい理由はこちらの記事で解説しているので、超音波の利用を考えている方はぜひご覧ください。
また、巣を作って本格的に生活しているコウモリは、追い出しきれないこともあります。
根本的に解決するというよりは「初期なら住み着くのを防げる」「コウモリが入り込みやすい場所に設置して、侵入を予防する効果がある」といった形で使用していきましょう。
駆除の達人は、コウモリをはじめとした害獣駆除の専門業者です。電話・LINE・メールフォームでの相談は24時間対応ですので、まずはご連絡ください。
コウモリは鳥獣保護管理法によって駆除・捕獲が禁じられているため、見つけても自力での対処はできません。ケガや感染症のリスクがあるので、むやみに近づくのもやめたほうがいいでしょう。
ここでは、コウモリを見つけたときに頼れる相談先について紹介します。
コウモリは鳥獣保護管理法で捕獲・駆除を禁じられた動物です。鳥獣保護管理法は鳥類をはじめとした野生動物の捕獲と駆除を禁じる法律で、これを破ると1年以下の懲役または100万円以下の罰金の対象になってしまいます。
このため、コウモリを見つけたらまず市役所に連絡することになります。市役所が直接コウモリを駆除することはありませんが、市と提携している害獣駆除業者を紹介してくれるケースはあります。
自治体に駆除業者を紹介してもらう必要がないのであれば、直接自分で依頼しましょう。
なお、イノシシやハクビシンは駆除に対する補助金を出す市があるものの、コウモリ駆除に関する補助金を出す自治体は基本的にはありません。その理由はこちらの記事で解説しているので、気になる方はご覧ください。
コウモリを放置していると、糞尿によって家屋にダメージがあります。鳴き声や羽音がストレスになったり、コウモリが入り込んだ換気扇・エアコンなどが故障してしまったりすることもあるので、生活スペースから追い出さなければいけません。
発見・対処が早ければ早いほど駆除費用を抑えられるので、早めに害獣駆除業者に依頼しましょう。
業者を探す方法は自治体に紹介してもらう・自分で探すの2通りです。ご自分で調べる際は「コウモリ 駆除」や「コウモリ 業者」といったキーワードをGoogleなどの検索エンジンに入力して調べるとスムーズです。
害獣駆除業者の相見積もりを作成してくれるサイトもあるので、そちらを使って一気に相見積もりする方法もいいでしょう。
業者を探すときは、WEBサイトの口コミや所有する資格を見て、信頼できるかどうかを確認していきます。
自治体からの許可があれば自分で捕獲して駆除することもできますが、コウモリに噛まれるリスクがあるため、おすすめできません。高所や狭いところにできた巣を撤去・除去する可能性もあるので、専門家に頼むのが確実です。
巣ができていない場合でも、糞尿を消毒する必要がありますし、侵入経路をふさがなければ再び入り込まれることもあります。
感染症を防ぐ・再度の侵入を防ぐために、駆除業者に依頼することをおすすめします。
コウモリは資格がなければ捕獲・駆除ができません。自治体に許可をもらえば自力で駆除することもできますが、高所にある巣を撤去したり、コウモリを捕まえることは困難です。侵入経路をふさぐ必要もあるため、専門家に依頼することをおすすめします。
ここでは、駆除業者の選び方の手順を紹介していきます。
コウモリの駆除業者を探す方法は2通り。自治体に紹介してもらう方法と、ネットなどを使って自力で探す方法です。
どちらにせよ、必ず業者のWEBサイトや口コミを確認することが大切になります。
住所や代表者氏名の記載がない場合、悪徳業者であるリスクが高いので避けましょう。害獣を駆除するためには狩猟免許が必要なので、それを載せていない業者も危険です。
また、コウモリの駆除は屋根裏に入るので、家財を壊してしまう可能性もあります。そのため、損害保険に加入している業者がおすすめです。
糞尿被害が深刻な場合は部分的な解体・リフォームもあり得るため、解体工事登録を持っているかどうかも大切になります。
WEBサイトを確認して安心できるとわかったら、口コミ評価が高い業者を探しましょう。自社のWEBサイトに掲載された口コミだけでなく、害獣駆除業者を紹介しているサイトもあるので、その口コミが参考になります。
Googleなどの検索エンジンに「コウモリ お住まいの市町村名」を入力して検索すると、評判・評価の良い業者が見つけやすいので、一度探してみましょう。
WEBサイトや口コミを確認し、信頼できる業者を見つけたら、見積もりを依頼しましょう。
このとき大切なのは、必ず相見積もりを取ることです。無料見積もりに対応している業者を見つけて、3~5社程度に依頼して比較することをおすすめします。
現地で無料見積もりに来てくれる業者を選び、相場を把握してから依頼しましょう。
【コウモリ駆除の費用相場がわかりにくい理由】
見積書を見たとき、他と比べて作業の項目が不自然に少なかったり、合計金額しか教えてくれない業者は悪徳業者の可能性が高いのでやめましょう。
反対に、優良業者は相見積もりでサービスや値段を比較していると伝えると割引してくれる場合があります。
見積もり依頼を通して担当者の対応も確認できるので、相性のいい業者を選べることもメリットです。気になる点は見積もりの時点で確認し、納得できたら正式に依頼していきます。
信頼できる駆除業者が完璧に侵入経路をふさいだとしても、コウモリが再び入り込む可能性はあります。
そのため、相見積もりの段階で再発保証の有無と内容を確認しておくことが大切です。
コウモリの再発保証は、大きく分けて部分保証と侵入保証の2種類です。部分保証は駆除業者が作業をした部分からの再発に対応してくれますが、侵入保証であればどんな場合でも再発した時点で対処してくれます。
契約時に補償範囲を確かめ、後でトラブルにならないようにしましょう。
【コウモリの再発保証でチェックしたいポイント】
コウモリは発見が早期であればあるほど駆除料金を抑えられるので、再度侵入されていないか定期的にチェックしてくれる業者がおすすめです。
コウモリの駆除には即日駆除も可能な「駆除の達人」がおすすめです。
メールフォーム・電話で24時間問い合わせ可能なので、お気軽に相談・無料見積もりをお申し込みください。
【駆除の達人の3つの強み】
駆除費用、殺菌・消毒費用、清掃費用、出張費用、深夜料金、休日料金、すべて込みで7,700円からの対応が可能です。
見積もりは無料ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
コウモリを駆除した後は、再び侵入されないための対策が大切です。健康被害がないようにするためには、汚染箇所の除去・消毒も必要です。
コウモリを追い出した後は、再び入り込まれないように侵入経路をふさぎます。コウモリの侵入経路の例は下記の通りです。
【コウモリの侵入しやすい箇所】
コウモリは1cm程度の隙間があれば入り込んでしまうので、家にある隙間をチェックしておきましょう。
侵入しやすい箇所は金網やパテやパンチングメタルでふさぎます。ネットをかぶせる方法もおすすめです。
侵入されやすい箇所をふさいだ後も、定期的に劣化や破損がないか定期的にチェックすることが大切になります。
コウモリが残した糞尿を残しておくと、感染症のリスクがあります。害虫が呼び寄せられることもあるので、早めに除菌・消毒する必要があります。
糞尿の除去と消毒が終わったら、その周辺の消毒も大切。コウモリは巣の外に向かってフンを落とすので、しっかりと消毒液を振りかけましょう。
コウモリはノミやダニがついており、人間やペットに悪影響を与えます。巣やフン尿にも付着しているので、コウモリの巣の周辺はしっかりと消毒する必要があります。
自分でダニやノミを駆除するなら、巣やフン尿があった部分にスプレータイプ・燻煙タイプの殺虫剤を使うのがおすすめ。コウモリの巣の下に燻煙タイプの殺虫剤を設置することで、ダニやノミを駆除できます。
なお、害獣駆除業者に依頼すれば、コウモリの駆除以外にもダニやノミも駆除してくれるので、自分でするより簡単で確実です。
コウモリを見つけたら、駆除と侵入対策が必要。その理由は、コウモリを放置すると以下のような被害が発生するためです。
被害は放置すればするほど拡大するので、早期対応のために被害内容を把握しておきましょう。
コウモリは天井裏や軒下に住みつくことが多い害獣です。同じ場所に排泄する習性があるので、天井板や外壁が糞尿で汚され、シミになってしまいます。
巣の外にフンを落とす習性もあるので、被害箇所はどんどん大きくなっていくことも特徴です。
コウモリの排泄物はシミになるだけでなく、トタンなどをサビさせ、悪臭をまきちらすため、少しでも早く対処する必要があります。
家の中の絶縁体や配線を止まり木の代わりにし、損傷させることもあるので、一度コウモリが入り込んだ箇所は被害がないか確認しておきましょう。
コウモリは身体や唾液、糞尿に病原菌が付着しているため、以下のような感染症のリスクがあります。
【コウモリからの感染症・細菌の例】
参考:厚生労働省検疫所FORTH「コウモリと人の健康」
参考:NIID国立感染症研究所「狂犬病とは」
食中毒の原因であるサルモネラ菌の他、発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、腹痛をもたらす他のウイルスはどんな人にも発症のリスクがあります。
どの症例も死亡例がある病気ですし、発症後の死亡率がほぼ100%の狂犬病にかかるリスクもあります。
ひっかかれる・噛まれることで発症するものだけでなく、糞尿や糞尿で汚染されたホコリを吸い込んで発症する病気が多いため、糞尿を消毒する際にはマスクなどで必ず身を守る必要があります。駆除・捕獲を自力で行うのは危険なので、業者を呼ぶのがおすすめです。
また、マダニ・コウモリマルヒメダニ・コウモリトコジラミも寄生しているので、同じ空間で暮らしているだけでも湿疹やアレルギーの原因になったり、上記で紹介したウイルスに感染してしまうリスクがあります。
コウモリを1匹でも見つけたら、早めに追い出して除菌しましょう。
コウモリのバサバサという羽音は耳につくため、ストレス源になります。コウモリが活発に動くのは夜なので、眠れなくなってしまうパターンもあります。
コウモリが物につかまったりする際に「キュッキュッ」や「キリキリ」という物音が発生することもあり、「気になる」という方は多くいらっしゃいます。
また、コウモリの鳴き声である超音波の多くは人間の耳に聞き取れない周波数ですが「キィキィ」という鳴き声が聞こえることもあります。
人間に聞こえる鳴き声の中でも、警戒に使う際に出す「チッチッチッ」「キッキッキッ」という甲高い音という音は、とても不快です。
どの騒音も毎日続くと精神的な負担が大きいので早めに対処しましょう。
コウモリは缶の中の水や水たまりがあるだけでも近くの物陰に住み着くことがある害獣です。市役所や個人では直接駆除できないので、早めに駆除業者に依頼しましょう。
ご自分での駆除は、自治体の許可が必要になるだけではなく、ケガや感染症のリスクがあるためおすすめできません。
コウモリは1cm程度の隙間でも入り込んでしまうので、屋根や家の隙間を確認する必要があります。金網やネット、忌避剤で自分のできる限りの侵入対策をすることも大切ですが、一度業者に侵入対策を依頼すると、より確実で安心できるのではないでしょうか。
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