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2024年7月8日

ネズミはエサがあり天敵がいない場所、巣材が豊富にある場所を好んで住み着きます。家であれば、生ゴミやペットフードなどのエサがあり、暖かくて住み心地の良い場所で発生しやすいです。
この記事では、ネズミが出る家の特徴やネズミが出た場合の対処法、発生させないための対策について詳しく解説します。

目次

ネズミが出やすい家とは、「ネズミが住みやすい環境になっている家」です。主に、以下のような特徴がある家は、ネズミに住み着かれやすいため注意しましょう。
参考:東京都保険医療局「行政担当者のための ねずみについてよくある質問&回答集」
ネズミは雑食であるため、基本的にはどのようなエサでも食べます。人間が絶対に食べないような生ゴミやペットフード、石鹸などもネズミからするとごちそうです。
そのため、とくに生ゴミを放置していたりペットフードをそのままにしていたりする家ではネズミが発生しやすいです。
ネズミの天敵となる動物が近くにいなければ、ネズミからすると生活しやすい環境になってしまいます。結果的に、家に住み着かれてしまうことになるでしょう。
ネズミの天敵となる動物は、主にキツネやイタチ、フェレット、猫です。フェレットや猫はペットとして飼っている人も多いでしょう。ネズミの天敵となるこれらのペットを飼っている人の家では、ネズミが発生しにくいです。
【注意】
犬はネズミの天敵とはなりません。むしろ、犬がネズミに噛まれることにより感染症を発症するリスクがあるため注意してください。
家にネズミが侵入できる経路がある場合は、住処を探しにくるネズミに住み着かれてしまう恐れがあります。ネズミはわずか2センチ程度の穴からでも侵入できます。また、床下の通気口や下水管などわずかな隙間から簡単に侵入してくるため要注意です。
ネズミは犬と同等もしくは犬以上の嗅覚を持っているとされ、エサのニオイや天敵のニオイなどを嗅ぎ分けて生活をしています。そのため、家の中にネズミのエサとなり得るものを放置している場合は要注意です。
ネズミが自分の住みやすい環境を整えるために巣を作ります。巣作りの材料となるものが家の中に豊富にある場合、ネズミの住みやすい環境となり、喜んで住み着きます。
ネズミの巣材となるものは、主に紙類・布類・衣類です。とくに段ボールや紙などの紙類は巣材として最適です。
また、段ボールのように大きな物であっても、ネズミはかじって細かくして巣材にできます。このような巣材を家の中で放置している場合は、ネズミに住み着かれてしまう可能性が高くなるため注意しましょう。
その他、ネズミが好む環境が整えられている場合は要注意です。
ネズミの種類によって生態は異なるものの、基本的には暗くて狭い場所、暖かい場所がネズミにとって住みやすい環境です。また、ドブネズミの場合は湿気の多い場所を好むため、冷蔵庫の下や洗面所の下などにいる場合もあります。

ネズミを発生させないためには、あらかじめ対策を講じておくことが大切です。ネズミの発生しない家作りをするための対策方法は以下のとおりです。
ネズミのエサとなるものの放置は避けましょう。ネズミは雑食性であるため、どのようなものでも食べます。とくに室内で生ゴミやペットフードを放置していると、室内環境も相まってネズミが住みやすい環境が作り出されてしまいます。
そのため、生ゴミは放置せずにこまめに処分をする、ペットフードは食べきりにして時間を過ぎたら処分するなど、最低限の管理が必要です。
【ポイント】
ネズミは雑食性動物の中でもとくに雑食が強く、どのようなものでもエサになります。観葉植物や石鹸など、人間が食べ物として認識していないものでも食べます。そのため、エサとなるものの管理は難しいのが現実です。また、ネズミは種類や個体によって好む食べ物が異なるため、エサの管理がとても難しいです。
ネズミは巣材となるものがある家に住み着きやすい傾向があります。巣材となり得るのは、紙類・衣類・布類です。とくに紙類は噛んでちぎりやすく、巣材に適しているため放置するのはNGです。
普段から室内で古紙や段ボールをためている人は、無意識にネズミの巣材を提供していることになります。
そのため、古紙や段ボール、雑誌などの紙類はこまめに処分をして「ネズミに巣材を提供しない」という意識が大切です。
建物が劣化し、わずかな隙間ができている場合は要注意です。ネズミは、わずか2センチ程度の隙間からでも簡単に侵入してきます。そのため、とくに建物が劣化している場合は、自宅を一周して2センチ以上の隙間がないかどうかを確認しましょう。
もし、隙間を発見した場合は補修をして侵入経路をふさぎます。ただ、高い位置にある場合は危険が伴うため、必ず専門業者に依頼をしましょう。
住み着いてしまったネズミなどの害獣を放っておいたり、一時的な対処で済ませてしまうと家や生活に多くの影響が出てしまいます。そんなときに頼れる専門家がいると心強いですよね。
「駆除の達人」は、その名の通り、害獣対策のプロフェッショナルです。害獣による被害、駆除にお困りの方はお見積もりも無料ですので、お気軽にご相談ください。

ネズミが出る家の特徴として、以下のような勘違いをされている人がいます。
上記はすべて間違いであるため、注意しなければいけません。ネズミは、条件さえ揃ってしまえばどのような場所でも住み着きます。
「ネズミは高いところに侵入できない」と勘違いしている人も多いですが、大きな間違いです。実際、4階・5階以上のマンションであってもネズミが侵入し、住み着かれてしまう場合があります。
マンションの構造は複雑ですが、複雑さゆえにネズミの侵入経路となり、上層階にまで登れてしまいます。
とくにスーパーラットと呼ばれるネズミは殺鼠剤の耐性があるだけではなく、知能も優れています。そのため、マンションの個室に住み着くというよりは、マンション全体に住み着き、エサや暖かい場所を求めて生活します。
【ポイント】
「スーパーラットの知能が優れている」というよりは、他の個体と比較して知能が優れていたため、ワルファリンへの抵抗性を獲得を獲得し、スーパーラットへなったと考えられています。
なお、マンション内の1階・2階など低層階に飲食店が入っているマンションの場合は、特にネズミが出やすいため要注意です。なぜなら、エサが豊富でありネズミの巣材も豊富にあり、夜間は人気がほとんどないためです。
「ネズミは汚い部屋に住み着きやすい」といった勘違いをしている人もいます。確かに室内が散らかっていたり、食べ物が放置されていたりするとネズミが住み着きやすい環境となり、発生しやすくなります。
しかし、室内環境を整えていたとしても、その他の条件さえ揃ってしまえば住み着かれてしまいます。そのため、「家を綺麗にしておけば安心」などと過信せずに根本的な対策、解決策も検討しましょう。
とくに侵入経路をふさぐ、食べ物を放置しないなどの管理はとても有効です。
「新築物件であれば、隙間も少なく侵入経路がないため、発生しにくい」と考えている人も多いでしょう。しかし、新築物件であってもネズミが発生する可能性はあります。
ネズミは、わずかな隙間から簡単に侵入してきます。そのため、たとえば排気口や換気棟などわずかな隙間でも簡単に侵入してきます。
ただし、新築物件で誰も住んでおらず、エサや巣材となるものが放置されていなければ、発生リスクは少ないです。あくまでも新築物件に人が住み、エサや巣材となるものが放置され、ネズミが住みやすい環境になっている場合は新築でも発生するため要注意ということです。

ネズミが住み着いた場合は、以下のリスクが発生します。
ネズミは死ぬまで一生涯歯が伸び続けるため、硬いもので歯を削らなければいけません。そのため、室内にあるコード類を噛んで歯を削る行動を取る場合があり、結果的に漏電や火災が発生してしまうリスクが高まります。
実際、ネズミに配線を噛まれたことが原因の火災は何度も発生しています。
電化製品等のコードであれば目に見えて発見しやすいため、被害を抑えられる可能性があるでしょう。しかし、ネズミは習性的に屋根裏などの暗くて狭い場所を好むため、壁の内側にある配線を噛み、火災を発生させる可能性があります。
ネズミは歯を削る目的で硬いものを噛む習性があります。基本的には食器や柱、配線コードなどを噛みますが、場合によっては人間を噛むこともあるため注意しなければいけません。
ネズミはさまざまな病気を持っている可能性が高く、噛まれた傷口から何らかの病気をうつされてしまう恐れがあります。
ネズミがその場所に家に住み着いた場合、屋根裏等で糞尿をします。非常に悪臭であり、放置すればするほど臭いは増していきます。
また、ネズミを1匹見つけた場合は複数匹いる可能性を疑ったほうがいいです。さらにネズミは繁殖力が強いため、放置していると個体数は増え続け、糞尿による被害もどんどん広がります。
臭いによる不快のみならず、設備の劣化リスクもあるため早めの駆除を検討しましょう。

ネズミが住み着いた場合は、以下の対処法を検討しましょう。
ラットサインとは、ネズミが残す痕跡のことを指します。糞や尿、食べかすなどを発見した場合は、その場所に住み着いている可能性が高いです。
まずは場所を特定し、わなを仕掛けたりネズミが嫌う臭いを発して追い出したりしましょう。
ネズミが侵入できる場所を見つけ、ふさぎましょう。ネズミは2センチ前後の隙間でも侵入できてしまうため、小さな穴も見逃さずにふさぐ必要があります。
とくに高所の穴は発見しにくく、発見した場合も自分で修繕をするのは危険です。そのため、ネズミの侵入が疑われる場合は、専門業者への依頼を検討しましょう。
ネズミが家に住み着いた場合は、自分での駆除を検討せずに専門業者への依頼を検討しましょう。専門業者へ依頼をすると、ネズミの駆除のみならずネズミの糞尿清掃、侵入経路の補修・対策まで行ってくれます。
駆除から再発防止まで一貫して行ってくれるため、ぜひ専門業者への依頼を検討してください。

ネズミなどの害獣駆除には即日駆除も可能な「駆除の達人」がおすすめ。
メールフォーム・電話で24時間問い合わせ可能なので、まずは無料見積もり相談を受けてみましょう。
【駆除の達人の3つの強み】
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見積もりも無料ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
「駆除の達人」にはネズミが出る家に対処した実績が多数あります。ここでは、佐賀県姫野市の駆除事例について見ていきましょう。
初めに、1階2階の天井裏に散らばった糞の清掃と、ボロボロになった断熱材の撤去作業を行いました。
その後は燻煙剤による追い出し作業を行っています。煙がなじんだ後、天井裏を走る音等が聞こえなかったので、外部侵入口の封鎖工事を行っています。
侵入口封鎖工事では基礎部分の通風口、2階屋根の面戸板が付いてない所、入母屋の両脇、瓦と瓦の重なり部分など多数の侵入しやすい場所をパンチングメタル、コーキング、金網を使用してふさいでいます。
最後に断熱材新設、トラップ設置、天井裏薬剤散布を行い、再侵入に備えました。薬剤には糞や尿の匂いを消すマーキング消臭剤を利用しています。

ネズミが家に出たときは、一度市役所や保健所に相談してみるのがおすすめです。下記のような支援を行ってもらえます。
ここでは、自治体が行うネズミ対策や対策の支援を紹介しています。
自治体の職員が直接ネズミを駆除することはありませんが、駆除についてのアドバイスをもらえることはあります。駆除に役立つ情報をリーフレットなどで配布するケースも多いです。
参照:神奈川県横浜市「ネズミについて」
捕獲用のわなの貸し出しや使う際の説明を無料で行っている自治体も多いです。
参照:神奈川県川崎市「ねずみ捕獲器の貸し出し」
中には、大田区のように、ネズミの侵入箇所が発見できない場合や封鎖方法がわからない人のために、専門業者を派遣してくれる自治体もあります。
参照:東京都大田区「自身でネズミ防除を行っても、被害が収まらない場合」
どんなアドバイスを行い、どんなわなを貸し出してくれるのかについては各自治体で異なるので、一度市役所や保健所で問い合わせてみましょう。
自治体の職員が直接ネズミを駆除することはありませんが、優良な業者を紹介してもらうことはできます。
ネズミなどの害獣に関わる団体である「ペストコントロール協会」への相談をすすめる自治体も多いです。
ペストコントロール協会はネズミやゴキブリなど、身近な有害生物の駆除に対する業界に関わる団体で、優良事業所及び各種資格者名簿を作成したり、ペストコントロール技術者認証制度を発行したりするなどの活動をしています。
ペストコントロール協会に加盟している業者は、確かな専門技術や知識を持っているという目安になるので、ある程度安心して依頼できます。
ただし、「自分に合った業者であるのか」や「どんな実績があるのか」については依頼の前に自分で調査するのが一番です。業者のホームページを見たり、見積もりを頼んだりして信頼できる業者であることを確認しておきましょう。
ネズミの駆除に対する補助金・助成金を出している自治体は、2025年9月現在、東京都中央区があります。ネズミの駆除に関わる町会、自治体、商店街および地域団体に対する補助金制度です。
参照:東京都中央区「地域ねずみ防除促進事業のご案内」
そこ以外にネズミの駆除に対する補助金・助成金を出す自治体は基本的にはありません。
詳しく知りたい方は、本サイトの「ネズミの駆除には助成金がほぼ出ない【業者・安く依頼するポイントを紹介】」をご覧ください。
ネズミが出る家はワイヤーメッシュ柵や防護柵の設置費用で侵入を防ぐことができます。
ネズミの場合、農作物を守るための柵の設置費用や購入費用は助成の対象になることが多いので、一度市役所などで問い合わせてみましょう。
参照:山形県鶴岡市「農作物被害防止を目的とした被害対策用器具の導入・被害防止活動を支援します。」
なお「駆除の達人」の営業所がある自治体の支援状況は、下記のとおりです。
| 鳥取県 | なし |
| 島根県 | 有害鳥獣被害対策事業補助金 :参照・出雲市「出雲市有害鳥獣被害対策事業(被害防止施設整備事業)補助金について【森林政策課】 |
| 岡山県 | なし |
| 広島県 | 防護さく設置事業補助金:参照・東広島市「防護さく設置事業補助金」 |
| 香川県 | 獣害対策用侵入防止さくの補助制度:参照・高松市「獣害対策用侵入防止さくの補助制度について」 有害鳥獣対策事業補助金:参照・観音寺市「観音寺市有害鳥獣対策事業補助金(電気柵等防除機具及び駆除用猟具)について」 |
| 長崎県 | 鳥獣対策関連の補助制度:参照・長崎県「鳥獣対策関連の補助制度 | 長崎県」 |
| 福岡県 | なし |
| 佐賀県 | なし |
補助金・助成金の対象になる動物や土地、団体に関しては各自治体で異なります。市役所や保健所などで一度相談してみましょう。
今回は、ネズミが出る家の特徴について解説しました。
ネズミは自分が住みやすい場所を探して住み着いてしまいます。とくに巣材やエサが豊富にある場所は積極的に住み着こうとします。
あらかじめ対策をして住み着かれないようにすることも大切ですが、万が一住み着かれた場合は専門業者へ依頼をして根本的な問題解決、再発防止を行う必要があります。
「駆除の達人」では、専門的な技術・知識によって完全駆除を行い、清掃を行い、再度侵入されないように対策を講じます。ネズミ被害に悩まされている人は、ぜひご相談ください。

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