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2024年7月19日

コウモリを天敵だけでは駆除・予防できない理由とは【おすすめ業者・予防策を解説】

コウモリの天敵は、フクロウをはじめとした猛禽類やヘビなどの肉食の哺乳類です。これらの天敵から身を守るために屋根裏や軒下、室外機の影や外壁の隙間などに入り込んでしまいます。

本記事では、コウモリが天敵から身を隠す理由と方法を解説した後、好む環境・苦手な環境についてもまとめています。コウモリが住み着いているときに見られるサインも紹介しているので、心当たりがある場合は駆除業者に依頼することをおすすめします。

コウモリの天敵

コウモリは空を飛んで昆虫などを食べて生活していますが、自分が天敵に食べられてしまうこともあります。天敵は大きく分けて下記の2種類です。

  • 猛禽類
  • ヘビ

ここではコウモリの天敵と捕食される際のパターンを見ていきましょう。

猛禽類

フクロウ、アオバズク、タカ、コウノトリなどの猛禽類はコウモリの天敵です。特に、夜行性で身体が大きく、夜目が効くフクロウはコウモリにとって最大の脅威といえます。

フクロウに遭遇したコウモリは逃げるのですが、フクロウのほうが飛行速度が早く捕まってしまうので、遭遇しないように外壁など身を隠せる場所に潜んでいます。

ヘビ

コウモリは空を飛ぶ夜行性の生き物なので、ヘビには遭遇しないように見えるかもしれません。

しかし、コウモリにとってヘビは眠っている間に襲ってくる恐ろしい天敵です。コウモリが狭い隙間で生活していても、ヘビは小さな穴から侵入できるので襲われてしまいます。

コウモリが軒下にぶら下がって生活しているのは、ヘビから身を守るという狙いがあります。

このほか、陸上で生活する肉食の哺乳類もコウモリを食べるケースがあるようです。

コウモリの苦手なもの

コウモリの天敵以外にも、苦手なものや環境を把握すれば、侵入防止対策に役立ちます。例えば、下記の2点をうまく取り入れるとコウモリが侵入する確率が下がります。

  • LEDライトの光
  • ハッカ・ナフタリンの匂い

ここでは、コウモリが苦手なものと侵入防止対策への活用方法を見ていきましょう。

LEDライトの光

コウモリは光に寄ってくることがありますが、それは光に寄ってくる虫を捕食する目的があるためです。

LEDライトであれば虫を寄せ付けないので、一時的に追い払えます。しかし、コウモリは次第に光に慣れてしまうため、完全に追い出せるとは限りません。

ハッカ・ナフタレンの匂い

コウモリはハッカのようなハーブの匂いが苦手です。忌避剤にもよく使われます。ネズミやゴキブリなどもハッカが嫌いなので、害獣・害虫全般に効果的な対策といえます。

ただし、猫・犬・ハムスターやインコなどの鳥類もハッカを苦手にしているので、ペットのいるご家庭での利用はおすすめできません。

自作のハッカスプレーではシバンムシやアブラムシなどハッカを好む虫が寄ってくる事例があるため、使う場合は市販のハッカ入り忌避剤にしましょう。

このほかにもナフタレンの匂いも苦手なため、防虫剤に使われています。しかし、ナフタレンは人体への悪影響を懸念するデータがあります。不安がある場合は使用を控えましょう。

参考:厚生労働省「職場のあんぜんサイト安全データシート ナフタレン」

コウモリが好む環境

コウモリの天敵・苦手なものを把握しても、好む環境を放置していれば侵入されるリスクが高くなります。例えば、下記のような環境はコウモリにとって居心地がいいため、注意が必要です。

  • 蚊など、コウモリのエサがいる場所
  • 屋根裏・エアコン・外壁などの身を守れる場所
  • 軒下など、ぶらさがれる場所

ここでは、コウモリが好む環境と改善策、コウモリが住み着いているサインを見ていきましょう。

蚊などエサがいる場所

コウモリは蚊をはじめとした昆虫を好んでエサにします。そのため、川や水たまり、排水溝の周りで生活する傾向があります。

屋根の上、空のバケツ、ジョウロ、スコップ、植木鉢などにたまった水でも蚊は繁殖するので、その周辺も注意が必要です。

人気がなく薄暗い場所を好む習性があるため、薄暗くて水が近い場所は特に注意しましょう。バケツやジョウロなど雨水がたまりやすいものが外にあるときは、使い終わったら片付ける習慣をつけることが大切です。

もし水たまりができやすい部分がある場合は、土の一部分を高くすることで水を流れやすくできます。それでも改善しない場合は、専門家に依頼しましょう。

屋根裏・エアコン・外壁などの身を守れる場所

コウモリは、屋根裏やエアコンなど、雨風や外敵から身体を守れる場所を好みます。

一見侵入できる場所はないように見えますが、壁や外壁のヒビ割れ、エアコンの換気口から入り込んでしまいます。エアコンの室外機の裏なども好むため、忘れずにチェックしましょう。

コウモリが身を隠せる場所の周辺に糞がちらばっていたり悪臭がする場合は、住み着いているサインです。パサパサと乾燥した黒・茶色の糞が1か所に集まって落ちているのが特徴です。5mm~1cmで、細長くよじれた糞があったらコウモリを疑いましょう。

コウモリの糞は「ドブのような臭い」や「アンモニア臭」も深刻です。

ストレスになるだけでなく、ダニやハエ、ゴキブリなど二次被害をもたらすため、早めに対処しましょう。

軒下など、ぶらさがれる場所

軒下や雨戸にはコウモリのエサになる虫がたくさんいる上、ヘビなどの天敵から身を守ることができるため、好んで住み着きます。屋根裏のハリも好んでぶら下がる場所なので、その周辺から異臭や羽音がしたらコウモリを疑いましょう。ベランダの物干し竿も注意が必要です。

コウモリは決まった場所に排泄する習性があり、住み着くと黒や茶色の乾燥した糞を落とします。5mm~1cmで細長くよじれていることが特徴です。

ドブのような臭い・酸っぱいアンモニア臭も特徴なので、尿のシミや糞を見つけたら早急に対処しましょう。糞尿の悪臭に呼ばれたハエやダニは、コウモリのエサになるので、自然に出ていくことはほぼないといえます。

コウモリの天敵・苦手なものだけでは駆除しきれない理由

コウモリの天敵は猛禽類・ヘビなど人間や作物に害や危険を与える動物なので、一緒に生活してコウモリを避けることは困難です。

ハッカの臭いやナフタレンの臭いを利用する方法に関しては、コウモリの侵入経路に使えば寄り付かないようにする効果はあります。しかし、すでに住み着いてしまった場合は効果が薄いことと、侵入経路の正確な予想と定期的な忌避剤の交換が必要なことに注意が必要です。

LEDライトの光を使った対策も一定の効果はありますが、次第に慣れてしまいますし、誤って蛍光灯の明かりで対策しようとすると逆にコウモリのエサを寄せ付けてしまいます。

なにより、コウモリの駆除・捕獲には自治体の許可が必要なので、個人では「追い出す」という形の対策しかとれません。

追い出したコウモリがそのまま他の場所に行く保証はなく、糞尿の消毒・消臭や侵入経路の封鎖などの対策をしない場合は別のコウモリが入り込む可能性も高いです。

ここまで紹介してきた方法は一時的な対処法や予防策として考え、駆除に関しては一度害獣駆除業者に依頼するのをおすすめします。

コウモリの駆除には駆除の達人がおすすめ

駆除の達人は、コウモリをはじめとする害獣駆除の専門業者です。電話・LINE・メールフォームでの相談は24時間対応ですので、まずはご連絡ください。

コウモリの駆除に業者をおすすめする理由

コウモリの天敵は人にとっても害や危険があるため、侵入対策にすることはできません。コウモリが苦手な環境については、最初は一定の効果がありますが、慣れてしまうため再度侵入されるリスクが残ります。

一方、業者に頼めば下記のようなメリットがあります。

  • 駆除するためには資格が必要
  • 巣や糞尿を除去・消毒してくれる
  • 侵入対策してくれる

ここでは、業者に頼むべき理由を詳しく見ていきましょう。

駆除するためには資格が必要

コウモリは鳥獣保護管理法により捕獲・駆除が禁止されています。個人でも自治体からの許可があれば駆除できますが、手続きに時間がかかります。

許可をとっている間もコウモリの糞尿被害や精神的なストレスは続くうえ、他のコウモリが寄ってくる可能性があります。

コウモリは複数で生活する習性があるため、時間がかかればかかるほど数が増えてしまうかもしれません。7~8月ならば繁殖期なので、子どもが生まれる可能性もあります。

一方、害獣駆除業者ならば、依頼すれば数時間~半日で駆除してくれます。数日かかるケースもありますが、追い出し作業そのものは自分でやるより確実に早く終わるでしょう。

現地見積もりだけならば即日対応してくれる業者もあるので、被害が拡大する前の対処が可能です。

巣や糞尿を除去・消毒してくれる

コウモリを駆除した後は巣や糞尿の除去・消毒が必要です。そのままにしていると悪臭が漂い、ダニやノミ、ハエ、ゴキブリなどの害虫が寄ってきてしまいます。

除去・消毒作業の注意点は、糞尿に直接触れると感染症の危険があることです。砕けた糞や糞尿に汚染されたホコリを吸い込んでしまった場合も同様のリスクがあります。

高濃度のアルコールを使った自力での消毒作業もできますが、手袋・ゴーグル・マスク・作業着で完全に身体を守る必要があります。

除去した糞尿をしっかりと密閉するだけでなく、作業に使った装備やちりとりやほうきも捨てることになるため、注意力が必要です。

糞尿でシミができている場合はリフォームが必要ですし、巣が高所にある場合は撤去に危険を伴います。感染症とケガを防止するためにも、業者に任せることをおすすめします。

侵入対策してくれる

コウモリを駆除した後は、侵入対策がないままでは再度入り込まれる可能性があります。

コウモリの侵入しやすい場所を金網やパテ、パンチメタルでふさいでいく必要があるので、自分で行うのは大変です。

コウモリは1cm程度の隙間があれば入り込んでしまうため、屋根の隙間や壁のヒビなど細かい部分も確認する必要があります。

侵入口になりやすい部分に市販の忌避剤を置いたり、つるしたりして侵入を予防する方法もありますが、定期的に交換しなければならないため、忘れてしまうかもしれません。

一方、業者に頼めば侵入経路の封鎖と侵入しやすい場所の捜索を一度に行ってくれます。アフターケアとして定期的に「コウモリが再び寄ってきていないか」などをチェックしてくれる業者もあるので、安心度が上がります。

コウモリ対策・駆除におすすめな業者の選び方3ステップ

コウモリの駆除を業者に依頼すると決めたら、下記のような手順で業者を選ぶのがおすすめです。

  1. 所有する資格・実例を確認する
  2. 相見積もりをとる
  3. アフターケアの種類・期間を確認する

ここでは、業者を選ぶときのポイントを解説していきます。

1:所有する資格・実例を確認する

コウモリを駆除する業者は、「インターネットなどを通して探す方法」と「自治体に紹介してもらう方法」があります。

どちらの場合も大切なのは、業者のWEBサイトと口コミを確認することです。

まずは、WEBサイトで確認するポイントを紹介していきます。

【悪質業者のWEBサイトの特徴】

  • 住所・代表者氏名がない
  • 害獣駆除に狩猟免許が必要なことに言及がない

上記のチェックポイントの他、損害保険に加入している業者を探すのがおすすめ。コウモリの駆除は屋根裏に入ることが多いので、その際の損傷に備えて損害保険に入っていると安心できるためです。

また、解体・リフォームが必要になることもあるので、解体工事登録を持った業者のほうがいいでしょう。別途リフォーム業者に依頼するより、手間と時間が少なくすみます。

WEBサイトを見て信頼できる業者だと感じた後は、口コミ評価を探していきます。その際、自社のWEBサイトに掲載された口コミだけでなく、別サイトの口コミだとベストです。

相見積もりを作成してくれるサイトは口コミが豊富なので「コウモリ駆除 相見積もり」などのキーワードを検索エンジンに入れて探してもいいでしょう。また「コウモリ お住まいの市町村」を検索エンジンでサーチすることでも口コミを探せます。

口コミ評価が高い業者を見つけたら、ご自分の状況に近い実績がある業者を選ぶのがおすすめです。

2:相見積もりをとる

WEBサイトや口コミを確認し、信頼できる業者を見つけたら、相見積もりを依頼していきます。

害獣駆除業者は相場を把握しづらいため、3~5社に相見積もりを頼んで作業内容・費用を比較して選んでいきましょう。害獣駆除の相見積もりを作成するサイトを利用するのもおすすめです。

【コウモリ駆除の費用相場がわかりにくい理由】

  • 追い出し・捕獲のどちらの方法による駆除が適切かわからない
  • 侵入口の封鎖など再発防止策の範囲がわからない
  • 糞尿の掃除・消毒が必要になる規模がわからない
  • 家屋へのダメージによっては解体・リフォームが必要になる

見積書がそろったら、作業内容をチェックしていきます。他社と比べて不自然に作業項目が少ない場合や、合計金額しか載せていない場合は悪質な業者である確率が高いので要注意。安い料金で契約した後「実は追加で作業があった」と高額請求を受けるトラブルがあるためです。

良心的な業者であれば「コウモリを駆除するために必要な作業と費用の内訳」について説明してくれます。相見積もりで料金やサービスを比較していると伝えると、割引してくれるケースもあるようです。

見積もりは担当者の対応を見て、相性がいい業者を選ぶ目的もあるので、少しでも気になることがあればこの時点で問い合わせていきましょう。

3:アフターケアの種類・期間を確認する

見積書で作業内容と費用について確認したら、アフターケアについても問い合わせしておきましょう。

コウモリの侵入しやすい部分をふさぎ、糞尿の匂いを取り除いたとしても、再び被害が始まってしまう可能性はあります。

そのため、アフターケアの種類と期間をチェックしてから契約しましょう。コウモリの再発保証は、部分保証と侵入保証の2種類があります。

  • 部分保証:駆除業者が作業した部分からの被害に対処可能
  • 侵入保証:どんな場合でも再度被害があれば対処可能

契約時に保証範囲を確かめ、再発してしまった際に何をしてくれるのか問い合わせておくと安心です。

【コウモリの再発保証についてチェックしたいポイント】

  • 保証期間は何年か
  • 再発したとき時は無料で対処してくれるか
  • 定期的な再発チェックがあるか

コウモリは早期に発見すればするほど駆除料金を節約できます。そのため、定期的に再度侵入されていないかチェックしてくれる業者があればその業者をおすすめします。

コウモリの駆除・予防には駆除の達人がおすすめ!

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コウモリを駆除した後の対策

業者に頼んでコウモリを駆除してもらった後は、下記のような対策が必要になります。

  • 侵入経路をふさぐ
  • 糞尿と巣を除去・除菌する
  • ノミ・ダニを駆除する
  • 庭・家周辺を片付ける

再度侵入されないため、そして健康を守るためにこれらの対策は大切です。ここでは、具体的な対策方法を見ていきましょう。

侵入経路をふさぐ

コウモリの侵入を防ぐためには、侵入されやすい部分をふさぐことが大切。例えば、以下のような箇所が危険です。

【コウモリの侵入しやすい箇所】

  • シャッター
  • 換気口
  • 屋根・壁のひび割れや隙間
  • 室外機の配管

参考:浜松市「家にコウモリが住み着いて困っている」

1cm程度の隙間があればコウモリが入り込んでしまうため、家・外壁・屋根の隙間やヒビをしっかりと確認していきましょう。

見つけた侵入口は金網やパテやパンチングメタルでふさぎます。手軽にすませたいのであれば、ネットをかぶせるのがおすすめです。

もっと手軽に済ませたい場合は、置き型タイプ・スプレータイプの忌避剤を使う方法もあります。各忌避剤の特徴についてはこちらの記事で解説しているので、興味がある方はご覧ください。

侵入されやすい箇所をふさいだ後は、定期的に劣化や破損がないか定期的にチェックする方法があります。

自信がない場合は、アフターケアが長い業者を選んでチェックしてもらいましょう。

糞尿と巣を除去・除菌する

コウモリを駆除した後は、必ず糞尿と巣を除去・除菌しなければなりません。糞尿に汚染された家屋・ホコリも消毒の対象です。

そのままにしていると感染症のリスクがありますし、悪臭が漂う不衛生な状態なので、ハエ、ダニ、ノミ、ゴキブリが寄ってきてしまいます。コウモリを媒介とする病気は命を脅かすものも多いため、早急な対処が必要です。

本記事上部で解説したように、マスク・ゴーグル・手袋・作業服で身体を守り、回収した糞尿は他のものに触れないように密閉しましょう。

掃除機で糞を吸い込むと、砕けた糞が空気中に散らばってしまうので、絶対にしてはいけません。ほうきやちりとり、雑巾で糞尿を取り除き、使用後は捨てたほうが安全です。

「自分で安全に作業するのは緊張する」という方や短時間で消毒したい方は、駆除業者に頼むのがおすすめです。

ノミ・ダニを駆除する

コウモリの身体にはノミ・ダニが付着しているため、駆除と消毒が終わった後に改めて対処しましょう。ノミ・ダニ用の燻煙材の使用がおすすめです。

設置する場所は、屋根裏やコウモリの巣の下側が効果的です。糞尿の匂いが残っている限り、害虫が寄ってきやすくなるため、別途消臭スプレーで臭いを取り除くことも大切です。

庭・家周辺を片づける

コウモリは水たまりやジョウロ、バケツにたまった水の中で繁殖する昆虫が大好物です。庭や家周辺に水がたまりやすい場所があるとコウモリが寄ってきやすいので、使った後は片づける習慣をつけましょう。

もしも水たまりができやすい場合は、土の一部分を高くして水が流れやすいようにするのがおすすめです。それでも改善しない場合は、専門家に依頼したほうが安全です。

まとめ

コウモリにとって、フクロウなどの猛禽類・ヘビは天敵です。天敵に食べられないように身を隠したり、軒下にぶら下がったりしています。LEDライトの光やハッカ・ナフタレンの臭いも苦手なので、うまく使えば一時的に追い払う役には立ちます。

しかし、コウモリの天敵は人にとっても害や危険がありますし、たとえ苦手なものを用意しても、侵入経路があれば入り込まれるリスクはあります。

根本的な解決のためには、コウモリ駆除の実績がある除業者に依頼しましょう。侵入経路もふさいでくれるため、被害の再発防止にもなります。