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2024年7月8日

日本に生息するイタチ科の種類とは?駆除方法や予防策を徹底解説

日本に生息するイタチ科の種類とは?駆除方法や予防策を徹底解説

イタチ科の動物は、その長くほっそりとした体つきと短い四肢で知られ、狭い隙間や巣穴に入り込むのが得意です。彼らは日本全国の多様な環境に適応し、主に小動物や昆虫を捕食します。

この記事では、日本に生息するイタチ科の動物たちの特徴と生態について詳しく解説し、それぞれが地域の生態系において果たす役割を紹介していきます。

イタチ科とは|長くほっそりとした体つきと短い四肢

イタチ科の動物は、長くほっそりとした体つきと短い四肢が特徴です。これらの特徴により、狭い隙間や巣穴に入り込むのが得意としています。

イタチ科には、イタチ、オコジョ、フェレットなどが含まれます。彼らは主に小動物や昆虫を捕食し、非常に敏捷で素早い動きが可能です。イタチ科の生息地は日本全国に広がり、森林や農地、都市部の公園など多様な環境に適応しています。これにより、地域の生態系において重要な役割を果たしています。

参考:環境省 吉野熊野国立公園 大台ヶ原「大台ヶ原とは」
参考:環境省 日本の外来種対策「特定外来生物の解説:アメリカミンク [外来生物法]」
参考:環境省「白山国立公園_見どころガイド」

日本に生息する主なイタチ科の種類

日本に生息するイタチ科の動物には、様々な種類があります。それぞれが異なる生態系に適応しており、特有の特徴と生態を持っています。

以下では、日本に生息する主なイタチ科の種類について詳しく解説します。

<日本で観測できるイタチ科の主な種類>

  • ニホンイタチ
  • チョウセンイタチ
  • ニホンイイズナ
  • キタイイズナ
  • エゾオコジョ
  • ホンドオコジョ
  • アメリカミンク

ニホンイタチ

ニホンイタチ(Mustela itatsi)は、日本固有のイタチ科の動物で、本州、四国、九州などに広く分布しています。体長はオスで約30〜40cm、メスで約25〜30cm、尾長は10~15cm程度です。体は細長く、四肢は短いのが特徴で、森や草原、農地など多様な環境に生息します。

ニホンイタチは主に小型の哺乳類や鳥類、昆虫を捕食し、夜行性の傾向が強いです。また、ネズミの駆除目的で導入された地域もあり、その生態系への影響が懸念されています。

参考:環境省 奄美野生生物保護センター「奄美群島で見られる外来種

チョウセンイタチ

チョウセンイタチ(Mustela sibirica)は、日本に生息するイタチ科の一種で、本州、四国、九州、沖縄などに広く分布しています。体長はオスで約30~40cm、メスで約25~30cm、尾長は約10~15cmです。ニホンイタチと似た特徴を持ちますが、体色がやや暗く、顔の模様が異なる点で区別可能です。

チョウセンイタチは主に夜行性で、小型哺乳類、鳥類、昆虫を捕食する点が特徴です。水辺の環境を好み、川や湿地周辺でよく見られます。農地や都市部にも適応し、ネズミなどの害獣を駆除する役割も果たします。

チョウセンイタチは生態系への影響が懸念されることもあり、その生息地の保護と管理が重要です。また、外来種として他地域に導入され、在来種との競争や生態系への影響が問題視されることもあります。

参考:日本のレッドデータ検索システム「チョウセンイタチ」

ニホンイイズナ

ニホンイイズナ(Mustela nivalis namiyei)は、日本固有のイタチ科の小型哺乳類です。主に北海道や青森、岩手、秋田に生息しています。体長は約13〜26cm、尾長は約3〜8cmと非常に小さく、冬には白い毛皮に変わり、雪景色に溶け込みます。

ニホンイイズナは主にネズミや小型の鳥、昆虫を捕食し、夜行性であるため昼間は岩陰や草むらに潜んでいます。非常に敏捷で、狭い隙間にも容易に入り込めることが特徴です。

ニホンイイズナはその生息地が限られており、環境変化や人間活動の影響を受けやすいため、保護活動が重要とされています。

参考:日本哺乳類学会「本州産ニホンイイズナMustela nivalis namiyeiによる絶滅危惧鳥類 オオセッカLocustella

キタイイズナ

キタイイズナ(Mustela nivalis)の日本における生息域は主に北海道で、寒冷地帯に適応しています。体長は約13〜26cm、尾長は約3〜8cmと非常に小型で、冬には白い毛皮に変わり、雪に紛れて見つけにくくなります。主に小型哺乳類や昆虫を捕食し、夜行性の傾向が強いです。

「Nature」系のイギリスのオンライン科学雑誌「Scientific Reports」にて発表された研究によれば、キタイイズナが表に出ると、その存在がキツネやオオカミ、猛禽類など他の肉食動物の捕食対象とされることがあるとのことです。

参考:AFPBBニュース「冬毛のイイズナ、積雪減少で局所絶滅の恐れ 研究

エゾオコジョ

エゾオコジョ(Mustela erminea nippon)は、日本の北海道に生息するイタチ科の小型哺乳類です。体長は約13〜29cm、尾長は約6〜12cmで、冬には白い毛皮に変わり、雪に紛れて見えにくくなります。主に高山地帯や森林に生息し、小型哺乳類や鳥類、昆虫を捕食します。

エゾオコジョは敏捷で、岩場や木の間を巧みに移動することが特徴です。大雪山国立公園では、その生息が確認されており、他の動物とともに多様な生態系を形成しています。

環境省のデータによると、エゾオコジョは「準絶滅危惧種」に指定されており、保護活動が重要です。

参考:大雪山国立公園連絡協議会「大雪山の動物」
参考:環境省「【哺乳類】環境省レッドリスト2020

ホンドオコジョ

ホンドオコジョ(Mustela erminea orientalis)は、主に本州の東北地方や中部地方に生息するイタチ科の小型哺乳類です。体長はオスが約18〜24cm、メスが約14〜17cmで、尾の長さは約5〜7cmです。夏には背中が栗色で腹部が白い毛色を持ち、冬には全身が白くなり、尾の先だけが黒くなります。この換毛により、季節に応じたカモフラージュが可能です。

ホンドオコジョは主に小型哺乳類や鳥類、昆虫を捕食し、単独で行動します。生息地は標高1,200m以上の山岳地帯に限定され、環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されています。

参考:環境省「【哺乳類】環境省レッドリスト2020
参考:石川県白山自然保護センター 水野昭憲「白山山系のオコジョの分布

アメリカミンク

アメリカミンク(Neovison vison)は、北アメリカ原産のイタチ科の動物で、日本には外来種として導入されました。体長は約30〜45cm、尾長は約15〜25cmで、全身は一般的に暗褐色の毛皮に覆われています。水辺の環境を好み、川や湖の近くで活動します。食性は非常に多様で、魚類、両生類、小型哺乳類、鳥類、甲殻類などを捕食します。

日本では、アメリカミンクはペットや毛皮目的で飼育されていたものが野生化し、特に北海道で広く分布しています。環境省によると、在来種との競争や捕食により生態系に悪影響を及ぼすことが懸念されています。

参考:国立環境研究所 侵入生物データベース「アメリカミンク」
参考:特定外来生物の解説:アメリカミンク [外来生物法]

危害を加えるニホンイタチ・チョウセンイタチの見分け方

次に、ニホンイタチとチョウセンイタチを見分けるための主要な特徴3つをご紹介します。

  • 尻尾の長さ
  • 経路の違い
  • 身体の大きさ

尻尾の長さ

ニホンイタチは、体長に対して尻尾が短く、全体の約40%以下であることが特徴です。一方、チョウセンイタチの尻尾は体長の50%以上に達することが多いです。この違いにより、見た目での識別が可能です。また、ニホンイタチは一般的に茶褐色の体色を持ち、チョウセンイタチは黄褐色の体色を持つことが多いです。

毛色の違い

ニホンイタチは全体的に明るい茶色の毛で覆われており、目の周りが焦げ茶色、口の周りだけが白毛になっています。一方、チョウセンイタチは一般的に黄褐色で、目の周りが灰色、ニホンイタチよりも若干白っぽい色合いが特徴です。

身体の大きさ

身体の大きさでも見分けることができます。ニホンイタチの体長はオスで約30~40cm、メスで約25~30cmです。一方、チョウセンイタチはオスで約35~45cm、メスで約30~40cmと、ニホンイタチよりも一回り大きいです。

参考:太田川河川事務所「イタチ(ニホンイタチ)
参考:国立環境研究所 侵入生物データベース「チョウセンイタチ」

イタチ科が害獣とされる理由

イタチ科の動物が害獣とされる理由について詳しく説明します。特に、農作物や家畜への被害、建物や設備への被害、人間への影響と健康リスクの3つの観点から説明します。

  • 農作物や家畜への被害
  • 建物や設備への被害
  • 人間への影響と健康リスク

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農作物や家畜への被害

イタチ科の動物は、農作物や家畜に対する被害が多く、害獣とされています。農地に侵入して作物を食い荒らし、収穫量を減少させ、小型の家畜動物を襲うこともあります。特に夜行性のため、人間が気づきにくく、被害が大きくなることが多いです。

イタチ科は食物を求めて人間の居住地周辺にも現れ、飼育している動物を捕食することから、農家や畜産業者にとって大きな問題となっています。

建物や設備への被害

イタチ科の動物は、食物や安全な住処を求めて、人々の生活空間に進出します。特に、夜行性の傾向が強いため、人間の目から逃れやすく、気付かれにくいです。これらの動物は、屋根裏や壁の中など、人の目につきにくい場所に巣を作ることがあります。

建物内に侵入し、巣を作る際には、断熱材を噛みちぎることがあり、これにより建物の構造に損傷を与える可能性があります。さらに、電気配線をかじることで、火災のリスクが高まるという深刻な問題も生じます。これらの行動は、物的損害だけでなく、人々の生活に大きな不安をもたらします。

人間への影響と健康リスク

イタチ科の動物は、様々な病原菌や寄生虫を持ち込む恐れがあります。これらは通常、動物の糞尿を通じて人間の生活空間に侵入し、食中毒やアレルギー反応などの健康問題を引き起こす可能性があります。

さらに、イタチ科の動物はダニやノミを体に持つことがあり、これらの寄生生物が皮膚炎や他の健康問題を引き起こす可能性もあります。このため、イタチ科の動物との接触は可能な限り避け、特に子供や高齢者など、免疫力が低下している人々は注意が必要です。

イタチ科による被害の予防策

次に、イタチ科が害獣とされる理由や予防策について詳しく解説します。

  • イタチが嫌がる匂いを利用する
  • 強い光を放つ物を置く
  • 侵入口を防ぐ

イタチが嫌がる匂いを利用する

イタチは強い嗅覚を持っており、特定の匂いを嫌います。例えば、ペパーミントオイルや酢、アンモニアの匂いはイタチを遠ざける効果があるとされています。これらの匂いを含んだ布やスプレーをイタチが侵入しやすい場所に設置することで、侵入を防ぐことができます。また、市販されているイタチ忌避剤も効果的です。

強い光を放つ物を置く

イタチは夜行性で暗闇を好むため、強い光を嫌がります。この性質を利用して、家屋の周囲や侵入経路となりやすい場所に強力な照明を設置することで、イタチの侵入を防ぐことが可能です。特に、センサーライトは効果的で、動きを感知すると自動的に点灯するため、イタチを驚かせて追い払う効果があります。

侵入口を防ぐ

イタチは小さな隙間や穴から建物内に侵入しますので、まずは家屋の周囲を点検し、侵入の可能性がある場所を特定することが重要です。

例えば、屋根裏や基礎部分、換気口、窓の隙間などを確認します。これらの隙間や穴を塞ぐために、金網や鋼板などを使用します。特に、金網は頑丈で噛み破られにくいため、効果的です。

イタチ科の駆除方法

イタチ科の動物が侵入すると、一度に多大な被害をもたらす可能性があります。農作物や家畜への被害、建物の損傷、そして人間への健康リスクなど、その影響は多岐にわたります。

以下では、具体的な駆除方法について詳しく解説します。

  • 捕獲器を配備する
  • 燻煙剤や木酢液、ハッカ油で追い出す
  • 懐中電灯などで強い光を当てる

捕獲器を配備する

捕獲器はイタチを安全に捕獲し、移動させるための装置です。捕獲器を設置する際には、お住まいの自治体への許可申請が必須です。通常、許可は免許を持つ者に限られていますが、野生動物による被害や害獣の増加を受けて、一部の自治体では特例として免許を持たない人々が捕獲器を設置することを許可しています。

まず、捕獲器を設置する場所を選定します。イタチが頻繁に出没する場所や通り道に設置するのが効果的です。捕獲器には、食物(例:鶏肉や魚)を餌として入れておきます。イタチは食物の匂いに引き寄せられて捕獲器に入ります。

燻煙剤や木酢液、ハッカ油で追い出す

燻煙剤や木酢液、ハッカ油など、イタチが嫌がる匂いや刺激を利用して、イタチをその場所から遠ざけることを目的としています。

まず、燻煙剤を使用する方法です。燻煙剤は煙を発生させ、イタチが住み着いている場所に充満させます。煙はイタチにとって不快であり、自然とその場所を離れるようになります。ただし、使用する際には換気や火気に注意し、安全に配慮することが必要です。

次に、木酢液やハッカ油を使用する方法です。これらの液体は強い匂いを持ち、イタチが嫌がるため、効果的に追い出すことができます。木酢液やハッカ油をスプレーボトルに入れ、イタチの侵入経路や巣穴に散布します。また、布や綿に浸して置くことも効果的です。

懐中電灯などで強い光を当てる

暗闇を好むイタチは、強い光を嫌がります。この性質を利用して、イタチがいる場所やその出入り口に強い光を当てることで、彼らを追い出すことが可能です。

具体的には、懐中電灯やランタンなどの強力な照明を使用します。イタチが出没する夜間に、巣穴や侵入経路に向けて光を照射することで、イタチはその場所を避けるようになります。また、センサーライトを設置するのも効果的です。センサーライトは動きを感知すると自動的に点灯し、イタチを驚かせて追い払うことができます。

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まとめ

イタチ科の動物は、その敏捷性と狭い隙間に入り込む能力から、農作物や家畜、建物に大きな被害をもたらします。健康リスクも高いため、対策が必要です。予防策としては、嫌がる匂いや強い光を利用する方法が有効です。

また、捕獲器や燻煙剤などを使用して追い出すことも効果的です。これらの方法を組み合わせて実施することで、イタチによる被害を効果的に防ぐことができます。適切な対策で安心な生活を守りましょう。