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2026年5月10日

シロアリ駆除の費用は1坪あたり6,000〜10,000円が業界の相場とされ、一軒家全体だと10〜20万円ほどになるケースが多いです。ただし、被害状況や工法、業者の業態によって差が出やすく、見積書の比較や確定申告の活用で負担を抑えることもできます。
本記事では、シロアリ駆除の費用が決まる仕組み、工法別の相場、費用が高くなる理由、抑える方法、業者の選び方を解説します。

目次

シロアリ駆除の費用は、業界全体で1坪あたり6,000〜10,000円が目安とされています。一般財団法人経済調査会の発表によれば、1㎡あたり2,200円(1坪あたり7,260円)が全国的な相場の参考値です。
一軒家全体での費用は床面積に応じて変動しますが、おおむね10〜20万円が目安です。ただし、被害状況や使用する工法、業者の業態によって金額には大きな差が出ます。
下記の表に、1階床面積と駆除工法ごとの費用相場をまとめました。
| 1階床面積 | バリア工法(薬剤散布) | ベイト工法(毒餌設置) |
|---|---|---|
| 20坪(約66㎡) | 約12〜17万円 | 約19〜24万円 |
| 30坪(約100㎡) | 約19〜25万円 | 約28〜36万円 |
| 40坪(約132㎡) | 約25〜33万円 | 約37〜48万円 |
※坪単価×施工面積で算出した目安。被害状況や追加作業によって金額は変動します。
ここからは、こうした費用がどのように決まるのか、何が費用を高くするのか、どう抑えればよいのかを順に解説していきます。

シロアリ駆除の費用は、主に下記の3つの要素で決まります。
| 要素 | 内容 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 1階床面積 | 駆除作業の中心は床下のため、1階の床面積を基準に計算される | 1坪=3.3㎡換算で坪単価or㎡単価が適用 |
| バリア工法 | 床下や土壌に薬剤を散布・塗布する駆除方法 | 1坪あたり6,200〜8,300円 |
| ベイト工法 | 建物の外周にベイト剤(毒餌)を埋設する駆除方法 | 1坪あたり9,300〜12,000円(※建物外周の長さを基準にする業者もあり) |
ここからは、それぞれの要素について見ていきましょう。
シロアリ駆除の費用は、建物の「1階の床面積」を基準に計算されるのが一般的です。シロアリは土の中から基礎部分を経由して床下へ侵入する性質があり、駆除作業の大半が床下空間で行われるためです。
参照:世田谷区「シロアリについて」
注意したいのは、駆除費用の基準になるのは1階の床面積であり、2階を含めた延床面積や敷地全体の面積(敷地面積)ではない点です。延床面積が広くても、1階部分が狭ければ駆除費用は比較的抑えられるケースがあります。
建物の床面積は「㎡(平米)」と「坪」のどちらで表記されるかが業者によって異なります。1坪は3.3㎡なので、坪単価を3.3で割れば㎡単価に換算できます。見積書を比較する際は、単位を揃えてから比べるのがポイントです。
なお、業者によっては「最低施工面積」として10坪以下でも10坪換算で料金計算する場合があります。床面積が小さい住宅の場合は、最低施工面積の基準を見積もり依頼時に確認しておきましょう。
バリア工法は、床下や土壌に薬剤を散布・塗布することで、シロアリの侵入を物理的に防ぐ駆除方法です。床下に潜って薬剤を噴霧する施工が中心で、現在もっとも多くの業者が採用している工法です。
費用相場は1坪あたり6,200〜8,300円が目安です。即効性が高く、駆除と予防を兼ねて施工できる点がメリットといえます。
ただし薬剤の効果は5年程度で薄れていくため、再施工が必要です。薬剤を使う関係上、小さな子どもやペットがいる家庭では成分の確認も大切です。
シロアリ対策の頻度については、本サイトの「シロアリ対策は何年ごと?目安・理由・業者の選び方などを解説」で詳しく解説しています。
ベイト工法は、建物の外周にベイト剤(毒餌)を埋設し、シロアリが巣に持ち帰ることでコロニーごと駆除する方法です。床下の薬剤散布を必要としないため、室内環境への影響を抑えやすい工法です。
費用相場は1坪あたり9,300〜12,000円、もしくは建物外周の1メートルあたり3,000〜5,000円が目安です。
ベイト工法は薬剤を散布しないため、子どもやペットがいる家庭でも比較的安心して利用できます。一方、効果が出るまで数週間〜数ヶ月の時間が必要で、定期的なモニタリング費用も継続発生する傾向があります。
それぞれの工法の特徴を整理すると、下記のとおりです。
| バリア工法 | ベイト工法 | |
|---|---|---|
| 施工方法 | 床下や土壌に薬剤を散布 | 建物外周にベイト剤を埋設 |
| 費用相場(1坪あたり) | 6,200〜8,300円 | 9,300〜12,000円 |
| 即効性 | 高い | 低い(数週間〜数ヶ月) |
| 子ども・ペットへの配慮 | 薬剤の確認が必要 | 比較的安全 |
| 主な向き不向き | 即効性重視・予防兼用 | 巣ごと根絶・長期予防 |

同じ広さの住宅でも、シロアリ駆除の費用に差が出ることがあります。費用を引き上げる主な要素は下記の4点です。
ここからは、それぞれの要因について見ていきましょう。
シロアリの食害が複数箇所に及んでいると、使用する薬剤の量も作業時間も増えるため、駆除費用が高額になります。1階の床下だけでなく、2階の柱や壁内部にまで被害が進行しているケースでは、施工範囲も追加薬剤も大幅に増えるため、相場を超える金額になることもあります。
被害が拡大する前に駆除できれば、施工範囲が狭くなって費用も抑えやすくなります。早期発見の意識が、結果的にコスト削減につながります。
床下点検口がない住宅の場合、新たに作る費用がかかります。床下高が極端に低い住宅(30cm未満程度)では作業が困難になり、特殊な機材や追加の作業時間が必要になるケースもあります。
また、浴室・玄関・勝手口・ビルトイン車庫などは、床下から薬剤処理ができない部分のため、上面から穿孔して薬剤を注入する「コンクリート処理」「スラブ処理」と呼ばれる作業が必要です。これらが標準施工料金に含まれている業者もあれば、別料金として上乗せされる業者もあるため、見積書の項目を確認することが大切です。
シロアリの食害で柱や土台が劣化している場合、駆除と並行して修繕・補強工事が必要です。被害が深刻な住宅では、防湿シートの敷設や床下換気扇の設置、基礎部分の補強といったオプション工事が組み合わされることもあります。
これらは駆除費用とは別建てで見積もりされるのが一般的です。住宅の改修や耐震工事に該当する規模であれば、自治体の補助金が使える可能性もあります。詳しくは記事末尾の「シロアリ被害に関する各自治体の取り組み」をご覧ください。
シロアリの予防に効果的とされる成分については、本サイトの「シロアリ対策にホウ酸は効果的?メリット・デメリットや業者の選び方を解説」も参考になります。
シロアリ駆除業者には、大きく分けて3つの業態があります。
集客特化型の場合、施工は協力業者が請け負うため、紹介マージン分が費用に上乗せされます。大手企業の場合は広告費・人件費の負担が価格に反映されるため、相場より高めの設定になることが多いです。
一方、自社施工型の業者は中間マージンが発生せず、責任の所在も明確なため、適正価格での施工を受けやすいといえます。ただし極端に安い見積もりを提示してくる業者には、契約後に追加料金を請求するトラブルもあり得るため注意しましょう。
駆除の達人は、シロアリなどさまざまな害虫・害獣に対応できる害虫・害獣駆除の専門業者です。電話・LINE・メールフォームでの相談は24時間可能ですので、気軽にご連絡ください。

シロアリ駆除の費用を抑えるためには、下記の4点を意識するのがおすすめです。
ここからは、それぞれの方法について見ていきましょう。
シロアリ駆除の費用には公的な決まりがなく、業者ごとに大きく差が出ます。3〜5社程度に同じ条件で見積もり依頼をして比較すれば、地域の適正価格が見えてきます。
注意したいのは、安すぎる見積もりは追加料金トラブルにつながる場合があり、逆に高すぎる見積もりには不要なオプションが含まれていることもある点です。金額だけで判断するのではなく、施工内容や保証内容まで含めて比較しましょう。
自社施工の業者は、集客から施工・アフターケアまで一貫して自社で対応するため、中間マージンが発生しません。同じ会社が責任を持って一貫対応するため、再発時の対応もスムーズになる傾向があります。
集客のみを行い施工は下請け業者に依頼する形態の業者だと、紹介マージン分が上乗せされた価格になりやすい点に注意しましょう。
シロアリの被害は、早期発見できれば施工範囲が狭くなり、費用も抑えられます。羽アリの発生時期である4〜7月に床下を点検しておくと、被害の有無を早めに確認できます。
多くの業者では床下調査を無料で実施しているため、まずは現状確認の依頼から始めるのがおすすめです。自分で床下を確認したい方は、本サイトの「シロアリ駆除は自分でできる?方法・注意点を解説」で点検の進め方も解説しています。
シロアリ駆除にかかった費用は、確定申告の「雑損控除」の対象です。所得税法施行令で定められた「害虫……その他の生物による異常な災害」に該当するものとして扱われるためです。
参照:国税庁「シロアリの駆除費用」
ただし注意点として、雑損控除の対象は「すでに発生した被害の駆除費用」と「修繕費用」のみで、被害が出る前の予防のための費用は対象外です。シロアリ駆除と同時に予防処理を行う場合も、予防分は控除対象に含まれません。
控除を申請する際は、業者からの領収書や見積書を必ず保管しておきましょう。明細で「駆除費」「修繕費」「予防費」などが分かれて記載されていると、申請時にスムーズに処理できます。

シロアリ駆除業者を選ぶ際は、下記の3点を意識して選びましょう。
シロアリ駆除業者を選ぶ際は、下記の2つの資格に認定された社員が在籍している会社がおすすめです。
| しろあり防除施工士 | シロアリ・腐朽・木材・薬剤・建築・防除施工の知識を持つ技術者向けの資格 参照:公益社団法人日本しろあり対策協会「しろあり防除施工士」 |
| 蟻害・腐朽検査士 | シロアリや腐朽など生物劣化に関する住宅の検査診断の結果を専門的かつ中立的立場から報告・提案できる者向けの資格 参照:公益社団法人日本しろあり対策協会「蟻害・腐朽検査士」 |
これらの資格を持つ業者は、シロアリの薬剤や施工に関する専門知識を持っています。代表者だけでなく現場の作業員も資格を保有している会社だと、より質の高いサービスを受けやすいです。
シロアリ駆除の実績数や口コミ評価も、業者を選ぶ際の重要な判断材料になります。自社サイトの口コミだけでなく、Googleマップなどの地図アプリにも参考になる口コミがあるのでチェックしてみましょう。
シロアリ駆除業者と契約する前に、必ず見積書を入手して内容をチェックしましょう。下記の点を意識して確認することをおすすめします。
【見積書のチェックポイント】
「一式」と省略されていたり、合計金額しか記載されていない見積書には注意が必要です。契約後に「現場で追加の作業が発生した」として高額請求されるトラブルにつながる場合があります。
優良な業者は、床下点検の際に写真や動画を撮影して被害状況を見せてくれます。質問にも丁寧に対応し、契約を急がせたり高額なオプションを強くすすめてきたりはしません。
シロアリ対策にかかる費用全般については、本サイトの「シロアリ対策の費用は?相場の調べ方・安く抑える方法を解説」もあわせてご覧ください。
シロアリ駆除が終わった後も、継続的なアフターケアが大切です。一度駆除した後でも、薬剤の効果が薄れたり、別の場所から再侵入されたりするケースがあるためです。
保証内容には大きく分けて2種類があります。
| 施工保証 | 保証期間内にシロアリが発生した場合、再施工してもらう保証 |
| 修繕費保証 | 建物の修復工事が必要になったときに修復工事の一部を負担する保証 |
施工保証はどの業者も基本的に設けていますが、修繕費保証は含まれない場合もあるため、契約前に確認しておきましょう。保証期間の長さや、定期点検が無償か有償かも比較ポイントになります。

シロアリ駆除を依頼する際には、即日駆除も可能な「駆除の達人」をご検討ください。
メールフォーム・電話で24時間問い合わせ可能なので、シロアリの被害が気になった時点でお気軽に相談・無料見積もりをお申し込みください。
【駆除の達人の3つの強み】
駆除費用、殺菌・消毒費用、清掃費用、出張費用、深夜料金、休日料金、すべて込みで7,700円からの対応が可能です。
見積もり料金は無料ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

シロアリ駆除の費用が気になるときは、市役所などの自治体に相談するのもおすすめです。下記のような支援を受けられます。
ここからは、自治体のシロアリへの対応について見ていきましょう。
シロアリ駆除を検討するときに市役所や保健所に相談すると、対処法のアドバイスや業者選びの参考になる団体を紹介してもらえます。リーフレットや資料を配布している自治体もあります。
参照:秋田市「衛生害虫(シロアリ)」
業者選びの参考としては「公益社団法人日本しろあり対策協会」や「公益社団法人 日本ペストコントロール協会」を紹介されるケースが多いです。これらの団体に加盟している業者はシロアリ対策に関する一定の専門知識を持っているため、業者選びの目安として活用できます。
シロアリ駆除そのものに補助金や助成金を出す自治体は、基本的にありません。ゴキブリやハチなど他の害虫駆除に補助金を出す自治体でも、シロアリは対象外としているケースが多くなっています。
ただし、福島県金山町など、ごく少数の自治体で害虫駆除に対する補助金が設けられている例があります。
参照:金山町「カメムシなどの害虫駆除に補助金が出ます」
一方、シロアリ被害によって自宅改修や耐震工事が必要になった場合は、補助金を使える可能性があります。条件や申請方法は自治体によって異なるので、改修工事を検討するときに窓口で確認してみましょう。
なお「駆除の達人」の営業所がある自治体での自宅改修に関わる支援状況の一部は、下記の表のとおりです。
| 鳥取県 | 鳥取県「とっとり住まいる支援事業」 |
| 島根県 | 雲南市「令和7年度 木造住宅耐震改修助成事業」 |
| 岡山県 | 岡山県「令和7年度おかやまの木で家づくり支援事業について – 岡山県ホームページ(林政課)」 |
| 広島県 | 広島県「住宅振興施策のご案内 ~新築・改修等の支援制度~」 |
| 香川県 | 香川県「「かがわヒノキ」住宅助成事業のご案内」 |
| 長崎県 | 長崎市「令和7年度 住宅リフォーム支援補助金」 |
| 福岡県 | 福岡市「木造戸建住宅の耐震化に向けた支援について」 |
| 佐賀県 | 佐賀県「佐賀県ふるさと木材利用拡大推進事業費補助金交付要綱・実施要領を一部改正しました」 |
*情報は令和7年度のものです。8年度のものは公開後、各自ご確認ください。
シロアリ駆除の費用は1坪あたり6,000〜10,000円が業界相場で、一軒家全体だと10〜20万円程度が目安です。バリア工法とベイト工法では費用構造や即効性が異なり、被害状況・床下構造・修繕の有無によって金額は大きく変わります。
費用を抑えるためには、3〜5社の相見積もり、自社施工業者の選定、早期発見、確定申告の雑損控除の活用が効果的です。気になる兆候があれば、まずは無料の床下調査から始めてみましょう。

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